製品概要
- OmniVision Technologies社製イメージセンサーOV7725を使ったCMOSカメラモジュール
- 本モジュールはVGA(30.7万画素)のカメラモジュールですが、光学サイズが1/4型、画素セルが6um x 6umと非常に大きく、感度も高いので、低照度環境や、赤外線カメラに改造し、夜間や暗闇で使用するなど、応用範囲は広いです。OV7670カメラモジュールより性能が良く、代用品になります。
製品仕様
- イメージセンサー:OV社のOV7725 CMOS、VGA-640(V)X480(V)
- 小さいサイズ:34mm x35mm
- 低動作電圧:3.3VDC(+/-0.1V)
- 低動作消費電流:120mw(60fps VGA YUV format)
- スリープモード<20μA
- 保存温度:-20℃~70℃
- 動作温度:0℃~50℃
- センサー:1 / 4″、フィールド角:25°
- 最大フレームレート:60fps VGA
- 感度:3.0V/(Lux-sec)
- SNR(Signal to Noise Ratio):50 dB、ダイナミックレンジ:60 dB
- 走査方式:プログレッシブ
- 電子ビームリソグラフィー:1行~510行
- 画素サイズ:6 μm x 6 μm
- 暗電流:40 mV/s
- Well capacity:26Ke
- レンズ焦点距離:M12 I/Fレンズ/3.6mm、CS I/Fレンズ/2.8mm
- インターフェース:標準SCCB(Serial Camera Control Bus)インターフェース(I2C互換)
- データ出力フォーマット:Raw RGB、RGB(GRB4:2:2)、RGB(565/555/444)、YUV(4:2:2)、YCbCr(4:2:2)
- データ出力解像度:VGA、QVGA、CIF~40x30の任意解像度
- サンプリングタイプ:Vario Pixel
- 接続コネクタ:2.54mmピッチ(2列)20ピン、ピンヘッダ
各種資料
データシート: | datasheet.zip |
回路図: | OV7725_sch.pdf |
PCB寸法図: | OV7725PCB_size.pdf |
レンズ仕様書: | M12 I/Fレンズ CS I/Fレンズ lens_mount_size.jpg |
C8051及びSTM32F4サンプルソース(KEIL環境を利用): | Example.zip |
インタフェース詳細
No. | 名称 | 入力・出力 | 詳細 |
1 | VCC | 入力電源、3.3V | |
2 | GND | GND | |
3 | SIO_C | I | SCCB制御クロック |
4 | SIO_D | I/O | SCCBデータ |
5 | VSYNC | O | 垂直同期信号 |
6 | HREF | O | 水平同期信号 |
7 | PCLK | O | Pixelクロック |
8 | XCLK | I | メインクロック、外部水晶発振器から供給或いは外部MCUから供給 |
9~16,19,20 | D9~D2,D1,D0 | O | 画像データ、通常は8bitだけ使う(MCUのバスは8の倍数のが多い)、D1とD0は使用しなくていい |
17 | RESET | I | RESET信号、普段は高レベル |
18 | PWDN | I | パワーダウンモード信号、普段は低レベル |
STM32カメラ評価キットと直結可能
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製品使用に関するご心配は一切ございません。
よくあるご質問
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Q:本モジュールから画像データを収集する方法について
A:下記4つの基本方法があります。
1、直接MCUから収集する(高速のIOが必要なので、ハード的に実現するのが難しい)
2、性能高い32bitのARMコア、MIPSコア、x86コアでcamera I/F内蔵して直接使用できるMCUを利用する、例えばARM9のS3C2440、STM32F4など
3、DMA方式の収集方法
16bit以上のDMA機能を持つ性能の高いMCUが必要で、DMA方式でバス或いはIOから収集した画像データをメモリに転送し、保存、画像処理或いは表示に使用できる。
4、CMOSから出力した画像データをTFTに転送する。この方法だと、MCUを経由しないので、フレームレートは高い、QVGAであれば30fpsぐらいになる。
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Q:FIFO付きと付いてないカメラモジュールがありますが、どう選びますか?
A:ニーズによって選ぶ必要です。
低速なMCUで画像収集する場合はカメラモジュールのクロックに合わせる必要のないFIFO付きの方を使用する。またFIFO付きの場合は、センサーから画像収集の方法ではなく、FIFOからデータ読取の方法を理解すれば良いので、初心者にとって入手し易い。FIFO付きの場合、アドレス検索機能はないので、非常に簡単な画像処理以外、ほとんど画像データ処理はできない。
画像データを収集して表示するだけで、特に処理する必要ない場合はFIFO付いてないカメラモジュール+TFT+MCUで実現できる。性能高いMCUを使用する場合は、速度も速く、メモリも十分なので、FIFO付いてないカメラモジュールを使用しても良いでしょう。